子供にも安心して作らせられるプラモデル(ガンプラ)の作り方
プラモデルを作る時に最近のガンプラは接着剤を必要としません。が、どうしても合わせ目が残ってしまい見た目にかっこよくありません。せっかく作るのですからかっこよく、きれいに作りたいものですが、そのためにはシンナー系の接着剤でプラモデルのプラスチックを溶解し接着させる必要があります。
また、接着が終了した後も、シンナー系の塗料を使って彩色をするため、締め切った部屋や小さな子供たちだけで作らせるには危険があります。
少し前からこの2つの危険性を排除して子供たちだけでも楽しく安全にガンプラを作ることができないか考えていたところ、ようやく目処がついたので比較的安全なガンプラの作り方をまとめてみました。
1.接着に関する問題点の克服
プラセメントを使用するとどうしても特有のシンナー臭がありますが、世の中には優れたものがあるもので、オレンジ油(最近洗剤によく入っているやつです)の主成分であるリネモンは、プラモデルのプラスチックを溶解する性質があります。それではオレンジ油入り洗剤を使えば接着できるのか?というとリネモンの含有率が少ないためその辺で売っている洗剤ではプラスチックは接着できません。
しかし、アメリカから輸入されているオレンジXという洗剤(あくまで洗剤です)はリネモンの含有率が95%以上あり、プラモデルの接着剤として使用することが可能です。オレンジXは通販でも売っていますし、場合によっては大手のペットショップでもペットの臭い取りとして売っているようですが、私は東急ハンズの洗剤売り場で購入しました。
2.塗装に関する問題点の克服
通常塗装にはシンナー系の塗料が使用されますが、子供たちの健康によくないのは明白です。そこで、最近小学校でも使用されているアクリル絵の具を水で溶いてプラモデルに塗ってみました。アクリル絵の具を溶く水の量にもよりますが、基本的にプラスチックは水をはじいてしまいますので、うまくいきませんでした。それではということで、いろいろ調べてみたところ、グリセリン系の溶剤(ペンチングソルベント)と水性ニス(グロスポロマーメディウム)の組み合わせでアクリル絵の具を溶かすことで、プラスチックにはじかれることがないということを実験してわかりました。また、水性ニスの量によってツヤの出方が変わったり、アクリル絵の具の量によって微妙な彩色が可能となり、簡単かつ安全に彩色することができるようになりました。